年齢50歳も過ぎると、考えることが出てきます。
子どもがいないので、子供の進学、とか子供の結婚、とかではなく、
「終活」です。(笑)
この間、お義母さんが入院し、
絶体絶命の危機に陥りました。
無事、乗り越えて、また家に戻るべくリハビリをしているところらしいですが、
ステさんと一緒にNCに駆け付け、病院に通い、結構シビアな1週間でしたよ。
お義母さんのいない、お義母さんの家に泊まるのが、大変に泣けるのです。
なにせ、絶体絶命でしたからね。
周りに家族が居なかったら、あれは間違いなくアウトです。
客観的に見て、「高齢だし、ガンも持ってるし」っていうのはわかります。
すなポンも、知らない誰かだったら、『あぁ、もうダメだろうね』というでしょう。
だから、わかります。病院側が『もう最後』って感じでやってるのも。
しかし、私たちにとっては最愛の母なのです。
しかも、今回の入院はガンが直接の原因ではありません。
お義母さんの弟、妹、息子2人とその嫁たち、総動員で、
それだけでなく、近所の人も総動員で(笑)
看護師や医師をつっついてやってもらう感じでしたよ。
あれ、家族いなかったら、最低限だけやってあとは放置でしょう。
と、いうことは、すなポンが、お義母さんの立場だったら、
もうゲームオーバーなわけですよ。誰も目を光らせてくれませんからね。
しかし、お義母さんはかなり強いので、今回の危機を乗り越え、
もうちょっとは持ちそうです。
あとですね、お義母さんは、『延命治療の拒否』っていうのにサインしてます。
植物状態になった場合に、チューブで栄養を入れないとか、そういうやつです。
問題は肺の周りに水が溜まったのが原因でしたが、すぐに治りかけ、すぐ退院だね、
となったときに(入院中に)、肺炎を発症しました。
そこから2-3日食べられない状態で弱ってしまい、栄養足りないから回復できない。
ぶっちゃけ言いますが、それで死にそうになりました。
モニター見ても、レントゲン見ても、他に致命的なデータはないのです。
家族からしてみれば、食べないと元気でない、のは明らかで、
なんとか食べさせたいが、のどが痛いとか、熱がある、起きられない、で食べられない。
昏睡しちゃって応答しないこともある。
じゃぁ、チューブで、と思ったら、チューブ拒否しちゃってるから、やってもらえない。
ステさんが、看護師(の中でもとりわけ親切で知識がある)との雑談で知った
点滴に栄養入れてもらうという隠れ技を知り、是非それを!とお願いし、
それで助かったようなもんです。
誰もそんなこと率先して教えてくれませんでしたよ。
もちろん、それにも『1週間しかできない』など制限があり、その後は
なんとか少しでも食べてもらうべく、せっつきました。
脳死状態とか、完全に植物人間になったら、というだけではなく、こういう弱り切ったときに
チューブを入れてもらえない、こんな落とし穴があるとは!知りませんでした。
※あと、心停止したときの、電気ショックもやってもらえないらしい!!!
と、いうことは、「植物状態で3ヶ月もいやだわ」とか言って、
軽くサインしてしまっていたら、もうゲームオーバーなわけですよ。
病院食は、きらいなものなどが出てくるとお義母さん食べないので、
一口でも食べられそうな何かを皆であれこれ考えました。
ミルクシェーク、ビスケット(粉砕してまぜる)、プロテインドリンク、骨だしスープ。
マメはつぶしただけだと皮がひっかかる、じゃぁ明日はなめらかなやつ買ってこよう、とか。
昨日は食べてくれたのに、今日は拒否、とかいうメニューもあったり(笑)
ベビーフードも試したし。(笑)
コーヒーのミルク代わりにプロテインドリンク混ぜるとか。(たくさん飲めないから1種にまとめる(笑))
妹さんのアン(ステのおばさん)がかなり頑張った。
自分で食べられるようになってから、やはり体も回復してきたようでした。
今まで、「植物状態になったら別に切っていいよ!」という感じのすなポンでしたが、
考えが変わりましたよ。
すなポンは、『延命治療の拒否』にはサインしないことにします!!!
生かしてください。できる限り。そしてお金が続く限り。(笑)
皆さんも、ご注意を!!!
※お義母さんは、健康保険はサブ保険にもがっちり入っており、
「超」高額医療のアメリカで、手当たり次第の治療を尽くしても、心配しなくてよい。
我々子供たちも本当に助かっています。高額医療で破産する人とかいるからね。
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